平成30年7月1日の午後に、掛川市城北町公会堂にお伺いして、城北シニアクラブの方々を対象とした説明会を行いました。
説明会のテーマは「お薬の上手な飲み方について」お話をさせていただきました。
今回の説明会は城北シニアクラブの方々から、掛川市東部ふくしあを通して開催の依頼がありました。当日も地域住民の方々が30人以上参加されました。中には当薬局を利用していただいている患者様もいらっしゃいました。
初めに薬の基本的な飲み方について説明をしました。薬の飲む時間や何と一緒に薬を服用するべきなのかなど薬を飲む際の注意事項に関して話をしました。お薬の基本的な飲み方についてはご存知の方が多かったです。地域的なせいか緑茶で服用すると答えら方が何人かいらっしゃいました。
次に飲み忘れについて説明を行いました。やはりほぼ全ての方が飲み忘れた経験があるとのことでした。長年飲んでいるとうっかり忘れてしまう、忙しいとついつい忘れてしまうという意見が多かったです。今回は飲み忘れを減らすための家庭でできる工夫や、薬局で行える手助けなどについて解説を行いました。
3つ目に長期間薬を飲むことや副作用の発現に関して説明を行いました。10年以上飲み続けている薬もあるようで、このまま継続していいのか、長期間飲んでいて副作用の心配があるというような意見がありました。病気の治療のため決められた期間しっかりと飲み続けることや、長期間にわたって飲み続けても副作用のリスクが大きく上昇しないことなどを説明しました。
最後に血管の病気などに関して説明を行いました。血管の加齢に伴う変化や、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病と血管との因果関係などについて解説しました。皆様自分が抱えている病気に関する話だったので、集中して聞いていらっしゃいました。生活習慣病の治療のため運動を行ったり、食生活に気を付けるように努めている方も多くいらっしゃいました。
質問の際には、ジェネリック医薬品の安全性や必要性の疑問、サプリメントを服用する時の安全性に関する質問などがありました。
今回の説明会を行っていて、皆様自分が抱える病気や体調管理に関していろいろな知識を有している方が多かったです。また、薬に関しても安全性や有効性に関する疑問などを持っている方も多いと感じました。地域住民が抱える疑問や不安を解消するためにも、調剤薬局が窓口となって対応する必要性があるのだと思いました。
今後もこのような説明会や、薬局でのイベントを通して地域住民の皆様のお役に立てるように努力していきたいと思います。